15世紀にヨハネス・グーテンベルクが作成した、世界初の印刷聖書
15世紀にヨハネス・グーテンベルクが作成した、世界初の印刷聖書

聖書について

 

聖書は、1,500年間にわたって、およそ40人が書いた全66巻の書物の集成で、旧約聖書39巻と新約聖書27巻に大別されます。

 

旧約、新約の「約」は「契約」の「約」ですので、聖書は神と人とのつながりについて書かれた書物であると言えます。

 

どうして「旧約(古い契約)」があるのに「新約(新しい契約)」が結ばれたのかと言いますと、人が古い契約を破ったからです。

 

「神の言葉に従って恵みの中を生きていきなさい」というのが古い契約だったのですが、人は神の言葉を忘れてしまったのです。

 

それでもなお人を愛する神は、イエス・キリストを人間のもとに遣わしました。

 

イエス・キリストが神の言葉に従って古い契約を満たしつつ、神に背く人の罪を背負って十字架で罰を受けてくださったことにより、神と人とのつながり(契約)は更新されました。

 

新しい契約も古い契約も、「神の言葉に従って恵みの中を生きていきなさい」という点では同じです。

 

ただ、新しい契約が結ばれるに当たっては、命がけで人を赦す十字架の愛が示されました。

 

私たちは、その愛の中に生かされているのです。

 

それを知るとき、私たちは本当の意味で、恵みの中を生きていく者にされるのです。